| 研究課題/領域番号 |
18K05089
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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| 研究機関 | 滋賀県立大学 |
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研究代表者 |
加藤 真一郎 滋賀県立大学, 工学部, 准教授 (70586792)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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| 配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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| キーワード | ジラジカル / ラジカルカチオン / 酸化還元 / 複素芳香環 / 縮合多環化合物 / 共役炭化水素 / トリフェニルアミン / キノジメタン / 芳香族性 / 近赤外吸収 / 複素環 |
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| 研究成果の概要 |
縮合共役骨格をもつ基底開殻一重項ジラジカロイドは，そのユニークなπ結合や，光学的，電気化学的，磁気的特性などの観点から興味が持たれる。本研究では，p-キノジメタン構造を内蔵するジラジカロイドとして，種々の芳香環が縮環したジシクロペンタナフタレン誘導体や，ジフルオレノフラン誘導体を設計し，その高効率的な合成経路を確立した。詳細な構造化学的および分光学的検討により，これらのジラジカル性とともに酸化種／還元種の電子状態を明らかにした。また，窒素原子を含むジラジカロイドの開発に向けて，炭素と硫黄で架橋したトリフェニルアミンを設計・合成し，そのラジカルカチオン塩を単離した。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により，明確なジラジカル性と高い安定性を併せ持つジラジカロイドを相次いで創出し，まずジラジカル性を精密制御する手法を確立した。次に，数百ミリグラムスケールで合成が可能な稀有なジラジカロイドを開発し，機能性物質への展開の糸口を見出した。さらに，大気下でも安定なトリアリールアミンラジカルカチオンの開発にも成功した。今後の継続的な物質開発研究により，開殻性に根ざした機能創出が期待できる。
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