研究課題/領域番号 |
18K05093
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
|
研究機関 | 東京工業大学 (2019-2020) 東京理科大学 (2018) |
研究代表者 |
小野 公輔 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30579313)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 大環状分子 / 8の字分子触媒 / 共有結合性二重鎖 / 8の字分子 / シクロドデカフェニレン / 8の字型分子 / 二重鎖 |
研究成果の概要 |
8の字分子触媒を利用した共有結合性二重鎖の構築を目指した。まず内部や外部を修飾できるシクロドデカフェニレンを設計し合成経路を確立した。次に2つのシクロドデカフェニレンをアミン配位子を有するスペーサーで連結した8の字分子触媒の合成を達成した。現在、大環状部位への軸分子の導入まで成功し、続く鎖状分子の導入と、ロタキサンの構築を検討している。ロタキサンが構築出来次第、8の字分子触媒に対し鎖状分子の導入し、二重鎖の合成を行う。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で目的とした2本の鎖状分子が多数の”共有結合”で連結された二重鎖は、一般的な直鎖状の高分子とは異なる新規材料としての応用が期待される。しかしながら、多数の反応点を有する鎖状分子の架橋反応を試みると、目的の二重鎖ではなく、網目状構造が得られてしまう。「鎖間の反応を、いかに特定の2本の鎖状分子の間に限定できるか」という学術的問いを、どのように解決するかが重要である。その問題を、本研究で合成を達成した8の字分子触媒を利用した手法で解決できれば、意義深いといえる。
|