研究課題/領域番号 |
18K05095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
研究代表者 |
靜間 基博 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 森之宮センター, 総括研究員 (40416318)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | キラリティー / 質量分析 / 分子認識 / 安定同位体標識 / 光学純度決定 |
研究成果の概要 |
本研究では高感度分析法である質量分析のみでキラル分析を達成することを目的としている。本研究ではキラルアンモニウムイオンもしくはアミノ酸に対してキラル識別能を有するキラルポリエーテルホストおよびキラル金属錯体ホストを設計、合成した。そして、それらのホストの安定同位体標識物を合成した。同位体標識・非標識ホストペアに複数のゲスト混合物を一斉に加えて質量分析測定を行い、標識・非標識ホスト-ゲスト錯イオンのピーク強度比から、簡便迅速にキラルゲストの光学純度を決定できることを見い出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、生体内のD-アミノ酸がさまざまな疾病と関連していることやあるいは有用な作用をしていることなどが見いだされており、高感度で簡便なキラル評価方法が希求されている。本研究成果はこれらに対して高感度分析法である質量分析のみで迅速にキラル評価を行える手法を提案できた。また、分子間の相互作用およびイオン化部位の制御により質量分析でキラル評価ができるホスト-ゲスト系の分子設計について一つの指針を見出すことができた。
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