研究課題/領域番号 |
18K05113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
片山 秀和 東海大学, 工学部, 准教授 (30580857)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | タンパク質逆スプライシング / プロテアーゼ / ネイティブケミカルライゲーション / タンパク質逆スプライシング反応 / ペプチド縮合反応 / Native chemical ligation / ペプチドライゲーション / プロテーゼ |
研究成果の概要 |
本研究課題では、プロテアーゼの逆反応とペプチド縮合反応を組み合わせることによって、タンパク質スプライシングの逆反応(タンパク質逆スプライシング反応、RPS反応)を化学的に行うことができるかを検証した。その結果、リシルエンドペプチダーゼを用いた場合、高濃度のエチレングリコールを含む溶媒中で、低収率ながらRPS反応が進行することが見出された。また、非タンパク質性アミノ酸を含むペプチドも、挿入配列として認識されることが明らかとなったことから、RPS反応がポリペプチドの部位特異的な化学修飾法の一つになりうる可能性が示されたと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機化学的にRPS反応を行った例は、これまでに報告されていないことから、世界初の実施例であると考えられる。この方法を利用すれば、将来的に組換えタンパク質の部位特異的なアミノ酸配列変換などに利用できるものと期待される。また、非タンパク質性の化学構造も挿入可能であったことから、蛍光団の挿入などの部位特異的な化学修飾にも応用可能であり、新たなタンパク質化学修飾法として生化学分野、ケミカルバイオロジー分野への応用が期待される。
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