研究課題/領域番号 |
18K05167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
會澤 宣一 富山大学, 学術研究部工学系, 教授 (60231099)
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研究分担者 |
小玉 修嗣 東海大学, 理学部, 教授 (70360807)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | NMR化学シフト / 化学シフト拡張試薬 / ポルフィリン錯体 / キラルシグナル分離 / 低磁場NMR / キラル化合物 / 絶対配置の帰属 / 多核NMR / 可視CDスペクトル / キラルNMRシグナル分離 / キラルランタノイド錯体、 / キラルホスフィン / 31P NMR / NMRキラルシフト試薬 / 低磁場NMR / フタロシアニン錯体 / その場分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、NMRシグナルの広幅化を抑えつつ化学シフトの範囲を高磁場と低磁場に拡張する内部添加試薬を、環状π共役系を有するポルフィリンCo(III)錯体を用いて開発した。これにより、化合物のNMRシグナルの化学シフト差を拡大し、キラル化合物の非等価な同一置換基のシグナルを大きく分離したり、キラルシフト試薬によるキラル化合物のシグナル分離を促進したりすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、NMRの分解能向上を目指し、超電導磁石の高磁場化が進められてきた。一方最近になって、維持費やメンテナンスがほとんど不要で、設置場所の制限もない永久磁石型低磁場NMR装置の開発が再び盛んになった。しかしながら、これらの装置開発だけでは限界があるため、本研究で開発した化学シフトの拡張試薬を用いることによって低磁場NMRの分解能を向上できることは、永久磁石型低磁場NMR装置を用いた簡便なNMRのその場分析の価値を高めた。
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