研究課題/領域番号 |
18K05168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
リム リーワ 岐阜大学, 工学部, 教授 (80377689)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | マイクロ波合成 / ワンポット反応 / 迅速調製 / 有機ポリマーモノリス / キャピラリーカラム / 磁性ナノ粒子 / 有機金属構造体(MOFs) / コアシェル型 / ナノ固相抽出剤 / キャピラリー固定相 / キャピラリーLC / 第3級アミノ基モノリス / マレイン酸モノリス / モノリス型固定相 / 迅速調製法 |
研究成果の概要 |
これまでの分離カラムは,担体に数ミクロンの微粒子が用いられ粒子充填型カラムにおいて分離性能を向上させるには粒子径をより小さくする,あるいは,カラムを長くするといった方法が挙げられ,多くの研究者が充填剤のサイズを減らすことで短時間かつ高効率を得てきている。しかし,粒子間の隙間が小さくなるとカラムの背圧が高くなるといった問題が生じる。そのため,次世代カラムとも呼ばれる,透過性の高いモノリス型カラムが注目を浴びている。本研究では,マイクロ波を使用することで,より迅速に高機能性バイオモノリス型キャピラリーカラムを作製し,性能評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロ波を利用した加熱法は,短時間でほぼ均一に加熱することができ,また加熱効率も高いため,従来加熱技術に比較して十分の一程度のエネルギーで,カラムの調製が可能である。しかし,キャピラリーカラム内でのモノリス調製に応用する場合,温度分布が不均一になり,モノリス調製の再現性を得ることが難しい。本研究は,様々なアプローチで,キャピラリーカラム内でのバイオモノリスの高効率合成を確立し,従来法では成功率がわずか30%であることに対して,マイクロ波照射を利用した場合,調製されたモノリスの80%が高い分離性能を示し,分析に必要な溶媒も数百分の一程度になるため,環境負荷を大幅に低減することができる。
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