研究課題/領域番号 |
18K05172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
矢嶋 摂子 和歌山大学, システム工学部, 教授 (80272350)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | イオン感応膜 / スルホベタイン誘導体 / 化学結合 / 生体適合性 / センサー性能 / 化学修飾 / 生体適合性化合物 |
研究成果の概要 |
イオンセンサーはイオン濃度の定量に使用されるが,その感応膜は生体適合性に乏しいため,生体試料の測定のためには,生体適合性化合物でイオン感応膜を作製する必要がある。 本研究では,生体試料測定のために,生体適合性を有するイオンセンサーの開発を行うことを目的とし,従来のイオン感応膜に生体適合性材料としてスルホベタイン誘導体を化学結合した。得られた感応膜は,従来のイオン感応膜と同程度のセンサー性能を示し,生体適合性が向上していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イオンセンサーは,溶液中のイオン濃度の定量が可能な装置で,様々な優れた性能を示すため,臨床分析において血液の分析に使用されている。しかし,その感応部分が生体適合性に乏しいため,タンパク質などの付着により次第に性能が低下する。それを防ぐために通常は前処理などの煩雑な作業を行うために余分な時間がかかっている。本研究で開発した生体適合性の感応膜を用いれば,生体由来物質の付着が防げるため,より迅速に臨床分析の結果を得ることが可能になる。
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