研究課題/領域番号 |
18K05177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
末田 慎二 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (00325581)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 核膜 / 核膜ラベル化 / 蛍光ラベル化 / 細胞分裂 / 核内膜タンパク質 / 核膜崩壊 / 核膜形成 / 核膜崩壊・再構成 |
研究成果の概要 |
本研究では、核内膜タンパク質を利用しない、核膜に対する新規な蛍光ラベル化技術の開発を行った。ここでは、古細菌のSulfolobus tokodaii由来のビオチン化酵素反応系を利用して蛍光タンパク質を核内膜上に固定化することにより、核膜選択的なラベル化を行った。実際にこの技術を活用してラベル化した哺乳動物細胞を共焦点レーザー顕微鏡で観察することにより、細胞分裂過程における核膜の動きを追跡することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核膜の蛍光ラベル化技術としては核内膜上に存在するタンパク質を利用する手法が開発されているが、この場合、核内膜タンパク質がそれぞれ独自の局在性を示すため、核膜の動きを正確に追跡することができない。本研究では、古細菌由来の特殊なビオチン化酵素反応を利用して、核内膜タンパク質を利用しない、新規な蛍光ラベル化技術を開発することに成功した。本ラベル化技術は、核膜に関連した様々な生命現象の解明に活用されることが期待される。
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