研究課題/領域番号 |
18K05182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
東海林 敦 東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (90459850)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 人工細胞膜 / エクソソーム / グラミシジン / チャネル活性 / イムノアッセイ / チャネル電流 / 脂質二分子膜 |
研究成果の概要 |
直径が100 nm 程度のエクソソームはあらゆる細胞から分泌されている。エクソソームには分泌元の細胞情報が集積されており、これを取り込んだ他の細胞は、その機能をエクソソームの種類に応じて変化する。また、細胞の種類や状態により含有される細胞情報が異なるものとされている。しかしながら、これを理解するための分析方法は十分に発展していない。本研究では、エクソソーム表面のタンパク質に着目し、その種類や量を計測するための方法を提案した。この方法では、人工細胞膜にエクソソームを膜融合させることで、特別な前処理を必要としなくとも、イムノアッセイの原理で膜タンパク質を計測できるようにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞の状態に応じて変化するエクソソームの質変化を捉えることで、細胞間のコミュニケーションを理解する一助になる。エクソソームを分離精製することは難しく、エクソソームの膜タンパク質を解析する方法は未成熟である。エクソソームと人工細胞の膜融合を利用することで、これまでの計測技術の課題を一挙に解決できるものの、膜融合の現象は実験的確証が得られていない。本研究では、膜融合を観察するための新しい方法論を提案し、これを利用してエクソソームの膜タンパク質の解析法を提案した。ガン細胞から分泌されるエクソソームの膜タンパク質解析により、ガン診断の早期発見と,個別化医療が可能になるものと期待される.
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