研究課題/領域番号 |
18K05196
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
加藤 愛 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10415656)
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研究分担者 |
柿木 佐知朗 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (70421419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | タンパク質 / 吸着 / 定量 / アミノ酸分析 / 絶対定量 |
研究成果の概要 |
本研究では医用材料に吸着した超微量タンパク質の絶対量の高感度かつ高精度な定量法を開発するため、「同位体希釈質量分析を利用したアミノ酸分析(IDMS-AAA法)の改良」「汎用的なタンパク質吸着抑制界面の一つである親水性高分子固定界面の固定化法の最適化」「微量タンパク質の吸着量を定量するのに適した評価系の構築」を行った。親水性高分子固定化処理を施したカバーグラスにモデルタンパク質を吸着させた場合、ほぼ期待通りのオーダーで微量の吸着量を定量可能であることが分かったが、絶対値や再現性などの定量性に課題が見られたことから、固定化法や評価系のプロトコールなどを改良し、引き続き研究開発を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工心臓や人工関節等の医療デバイスへのタンパク質成分の吸着は、移植後の感染、炎症などの引き金となると考えられており、タンパク質吸着抑制は医用材料開発における重要な課題の一つである。一方、従来の定量法では医用材料に吸着する超微量なタンパク質を高感度かつ正確に定量することが出来なかった。本研究では同位体希釈質量分析を利用したアミノ酸分析法を改良し、医用材料に吸着した超微量タンパク質の高感度・高精度な絶対定量を試みた。モデルタンパク質と独自の評価系を用いて定量を行ったところ、ほぼ期待通りのオーダーで定量可能であることが分かったが、定量性に課題があることから、引き続き改良に取り組む。
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