研究課題/領域番号 |
18K05198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34030:グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
本田 光典 金沢大学, 物質化学系, 教授 (60242533)
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研究分担者 |
山口 孝浩 金沢大学, 物質化学系, 准教授 (90272947)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | フルオラスケミストリー / グリーンケミストリー / イオン液体 / 界面活性剤 / フルオラス / ハイブリッド材料 |
研究成果の概要 |
グリーンケミストリーを指向した反応プロセスの構築においてフルオラス溶媒やイオン液体を利用する手法が期待されている。本研究ではパーフルオロアルキル基を組み込こんだアンモニウム塩をベースにして、環境負荷の低減を可能にする種々の新規ハイブリッド材料の創製を検討した。ケイ素原子上にパーフルオロアルキル基をもつシリル基をタグとして調製し、これを2つ導入して合成したピロリジニウム、イミダゾリウム塩類は、高いフルオラス性をもつイオン液体として利用できること明らかにした。また、フルオラスなイオン液体の炭素骨格やアニオン部をチューニングして界面活性剤の性質を付与し、新規ハイブリッド型界面活性剤へ応用を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高いフルオラス性とイオン液体としての性質を発現するハイブリッド化合物群の合成に成功した。従来、カチオン側の構造のみの調整で高フルオラス性を発現するイオン液体は合成例がなく、グリーンケミストリーに貢献する新規機能性媒体としての可能性を示した。また、側鎖長やアニオン部を調整した結果、界面活性剤として高い機能をもつ材料の合成に成功し、通常の界面活性剤では得られない低い表面張力の実現を可能にした。
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