研究課題/領域番号 |
18K05231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
斎藤 拓 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90196006)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 二軸延伸 / ポリウレタン / 球晶 / 偏光顕微鏡観察 / 高次構造 / 散乱法 / 延伸 / 小角X線散乱 / 応力ーひずみ挙動 / 顕微鏡観察 / 光散乱 / フィブリル / 構造 / 変形 |
研究成果の概要 |
二軸延伸過程を光学・偏光顕微鏡観察可能な装置を作製した。ポリウレタン球晶の二軸延伸過程を偏光顕微鏡によりその場観察したところ、延伸により球形を保持したまま等方的に大きくなり、その後、延伸前には存在しなかったマイクロメートル次元のフィブリル構造が形成されることが見出された。二軸延伸前後の小角散乱像と小角光散乱像の変化から、二軸延伸によりナノメートル次元のハードセグメントの配列の秩序性は向上するが、球晶構造の秩序性は低下することが示唆された。また、一軸熱延伸により硬質層と軟質層から成る層状構造が形成され、高強度化することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高分子フィルムの多くは二軸延伸により製造されていることから、二軸延伸過程による高分子の変形過程を明らかにすることは学術的にも応用的にも重要と考えている。また、本研究で用いられているポリウレタンは多様な分野に用途展開されている材料であることから、その構造・物性制御は社会的な意義がある。
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