研究課題/領域番号 |
18K05241
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
永 直文 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40314538)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 高分子モノリス / 有機分子触媒 / 固体有機分子触媒 |
研究成果の概要 |
本研究では、架橋点となる多官能性ジョイント分子としての多官能チオール化合物、架橋点を繋ぐリンカー分子としてのジフェニルメタンジイソシアネート、触媒構造形成成分のアニリンとの付加反応により、ネットワーク構造に有機触媒構造を導入したジョイント-リンカー型高分子モノリス触媒を合成した。同モノリスを用いたモデル反応として、マイケル付加反応を検討し、反応の進行を確認した。また、ガラス管および耐溶剤性のチューブ内で作製したモデルリアクターおよび水中液滴エマルション法を用いて調製した高分子モノリス微粒子を用いた場合も同様の反応の進行が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、様々な分子構造の有機分子触媒が開発され、同触媒を用いた種々の有機反応が報告されている。有機分子触媒の実用化には固体触媒化と高活性化が不可欠である。これまでの報告では、有機分子触媒の高分子への固定化が検討されているが、高分子が多孔質構造でないため、触媒活性,プロセス適用性に課題がある。また、高分子モノリスを遷移金属触媒の担体として用いることも検討されているが、一般的に触媒金属成分の反応系への漏れや、それに伴うサイクル使用による触媒活性の低下が懸念される。本研究により有機分子触媒の効率的な固定化、プロセス適用性に優れた固体触媒化の方法を提供することが出来る。
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