研究課題/領域番号 |
18K05242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
原口 和敏 日本大学, 生産工学部, 研究所教授 (10373391)
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研究分担者 |
木村 悠二 日本大学, 生産工学部, 講師 (40717451)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヒドロゲル / ナノコンポジット / ネットワーク構造 / 刺激応答性 / 力学物性 / 粘度 / 医療材料 / ゲル / 有機-無機ハイブリッド / クレイナノシート / 接着 / 貴金属ナノ粒子 / アルコール溶液 / 水溶液 / 生体材料 / クレイ / ネットワーク |
研究成果の概要 |
ヒドロゲルの常識を打ち破ったナノコンポジット(NC)ゲルを基盤として、新機能創出及び新材料開発を推進した。その結果、有機(高分子)-無機(クレイ)ネットワーク構造の特徴を生かして、NCゲルが親水性多孔質表面を有するセラミックや高分子基材に対して瞬間且つ強力な接着挙動を示すことを見出した。また、NCネットワークをテンプレートとして貴金属複合ナノ粒子を担持したNCゲルの合成に成功した。更に、クレイ分散液のpH制御や微量高分子添加による粘度極大や異常粘度変化挙動を明らかにした他、水/ハロゲン化アルコール水溶液の詳細検討により、水より低粘度を示す水溶液を147年ぶりに発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高分子ヒドロゲルは、医療・医薬・電子・土木・農業など幅広い分野で用いられる水を主成分とする材料であり、ソフトでウェットな機能性材料として期待されている。我々は、無機粘土鉱物との複合により、弱くて脆いというヒドロゲルの常識を打ち破った新たなヒドロゲル(ナノコンポジット(NC)ゲル)を開発した。本研究では、その機能性を拡大し、また、新規なNCゲルを開発することに取り組んだ。また、水溶液の詳細検討により、水より低粘度を示す水溶液を147年ぶりに発見した。
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