研究課題/領域番号 |
18K05245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
森川 浩 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (10434416)
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研究分担者 |
山口 淳一 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (00256661)
本九町 卓 長崎大学, 工学研究科, 助教 (70404241)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 抗酸化物質 / ラジカル / 加水分解 / モノマー / 高分子 / ポリマー / 多分岐高分子 / 放出制御 / 活性酸素 |
研究成果の概要 |
加水分解により、抗酸化物質を放出可能な分子をデザインした。抗酸化物質として、L-アスコルビン酸を選んだ系では、フェニルボロン酸とのエステル形成能を評価した。また、抗酸化物質としてニトロキシドラジカルTEMPOを選んだ系では、数段階の反応を経て、TEMPO部位-非環状アセタール部位-反応性官能基で連結されたモノマーを合成できた。このモノマーとポリエチレンイミンを反応させることにより、TEMPO部位とアセタール部位を共存させた多分岐高分子を合成できた。合成したモノマーや高分子を用い、酸性条件の水溶液中で、アセタール部位の加水分解によって、TEMPO化合物が放出されることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗酸化物質自身の化学修飾とその反応性の評価、加水分解可能なモデル物質の評価、目的モノマーおよび高分子の合成を実証できた。これらを通じ、外部刺激をトリガーとして、抗酸化物質を放出できる材料設計が可能であることを実証した。また、抗酸化部位を保持したまま、各種化合物が創製できる合成方法論を提示できた。これらの結果は、抗酸化物質の分子設計ならびに機能化に新たな知見と指針を与えることができ、新たなバイオマテリアル創製及び高機能化への基盤になると期待できる。
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