研究課題/領域番号 |
18K05248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 沼津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
小村 元憲 沼津工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (90401512)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ミクロ相分離 / 巨視的配列化 / 液晶 / ラビング / 配向転移 / 偏光照射 / ブロックコポリマー / 自己組織化 / 自己ガイド法 / ラビング法 / 高密度磁気記録媒体 / 磁気記録媒体 |
研究成果の概要 |
ナノテクノロジーが要求する構造サイズの微細化が進む中で,分子が自己組織的に形成するナノ構造を応用するボトムアップ法の研究が盛んである。トップダウンナノ加工法を用いたDSAが研究の潮流である中,それを使用しない自己組織化法での巨視的ナノ構造配列化に成功した.具体的には液晶性ブロックコポリマー(BC)のナノシリンダー(NC)構造をラビング法により1軸平行方向に制御した後,液晶の垂直配向性を発現させることにより,平行配向を自己ガイドとした巨視的配列体膜を得ることができた.数センチ角の巨視的基板上に,数Tbit/inch2の巨視的配列NC構造を得ることに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
液晶性BCのNC構造膜について,液晶性を2段階に用いることで,自己ガイド効果によりトップダウン法を使わずに巨視的配列のナノ構造体を作製することに成功した。ミクロ相分離ナノ構造の配列・配向を揃った領域を拡大したいという一つの大きな研究の潮流の中で,「分子構造に組み込んだ機能性を使い,原理的には限界のない巨視的領域において自己組織化ナノ構造を揃えることができるか?」ということが本課題の核心をなす学術的「問い」に「Yes」と答えたものである。既存法よりスマートで生産性が遥かに高く,加工エネルギーを殆ど使わない本手法の確立は,社会的にも非常に重要である。
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