研究課題/領域番号 |
18K05251
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
樋口 亜紺 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 客員研究員 (30189766)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 幹細胞培養 / 生体適合性材料 / オリゴペプチド / 分化 / 細胞培養基板 / 細胞接着因子ペプチド / 弾性 / バイオマテリアル / 幹細胞 / 培養 / 細胞接着因子 |
研究成果の概要 |
本研究では、(1)物理的因子と生物化学的因子双方を考慮した幹細胞培養用基板を設計し、ES細胞並びにiPS細胞の多分化能を維持した状態での大量培養の可能性を検討するすること、(2)適切な組織細胞(骨芽細胞、心筋細胞並びに間葉系幹細胞)への分化効率の高い最適な基板の剛性/弾性並びに最適な細胞外マトリックス(ECM)の判明を本研究の目的とした。弾性率が25kPa前後のポリビニルアルコール系ハイドロゲルが基板として最適であった。最適なナノセグメント固定化細胞培養基板上の細胞接着因子ペプチド(ラミニンβ4由来ペプチドに2本鎖構造、ジョイント基並びに塩基性リジンを添加したペプチド)が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生医療の発展のためには、特定の組織細胞に幹細胞を高効率で分化させること、さらにヒトiPS細胞並びにES細胞を多分化能状態で、細胞増殖を行なうことが必須である。本研究成果は、幹細胞培養並びに分化に最適な細胞培養基板の剛性/弾性の同定を行なった。さらに、最適な剛性/弾性を有する細胞培養基板上に固定化された最適なナノセグメント(ECM並びに細胞接着因子ペプチド)を同定したことが、学術的意義であり独創的な点である。本研究成果の概念が普及することにより、幹細胞並びにES(胚性幹)細胞の培養並びに分化が容易になり、再生医療に貢献することが期待される(社会的意義)。
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