研究課題/領域番号 |
18K05252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
敷中 一洋 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (00507189)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ナノチューブ / 刺激応答素材 / ゲル / 液晶 / 刺激応答性素材 |
研究成果の概要 |
本研究では、ナノチューブ状円筒状無機高分子イモゴライトによる秩序構造を含有したゲル(イモゴライトゲル)を元とする多元刺激応答性素材の開発を目的とした。 研究成果として、第一に熱や交流電場の印加によるイモゴライトゲルの粘度・複屈折の変化を確認し、多元刺激応答性素材としての用途可能性を見出した。第二に平行平板内で配向構造を持つイモゴライトゲルを作成した。第三にイモゴライトの交流電場による複屈折変化がイモゴライトのゲル化・配向構造化により高速化することを見出し、液晶素材としての用途可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
得られた研究成果はイモゴライトなどのナノチューブを元とした刺激応答性素材の開発に向けた基礎的知見となると考えられる。研究成果に関連した論文・図書の出版や特許出願を実施しており、今後液晶セルとしての部材化技術の最適化に向けた取り組みなどを通じ、本研究で発見した現象の用途展開に向けた開発が発展していくと期待される。しいては環境や使用状況を学習し、形状・機能を変化する材料が創出でき、新規材料科学分野の創製や産業革新に資すると期待される。
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