研究課題/領域番号 |
18K05255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35030:有機機能材料関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
中川 哲也 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 助教 (30586128)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | フォトクロミズム / 高効率フォトクロミック反応 / マルチカラー蛍光変調 / スピロジアリールエテン / 光化学 / 分子動力学計算 / ジアリールエテン / スピロ誘導体 / 直交π共役系 / 蛍光 |
研究成果の概要 |
エテン部位にスピロ部位を有する新規ジアリールエテン誘導体を設計・合成した。これらの化合物は比較的高い光閉環反応量子収率とマルチカラー蛍光変調を示した。また、スピロ環の大きさが光閉環反応量子収率に影響を及ぼすことならびに、フォトクロミズムに伴うマルチカラー蛍光変調特性が分子構造を変化させることで制御できることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光照射によって可逆的な光異性化が生じる光応答性分子材料は、次世代の有機エレクトロニクス分子材料として注目を集めており、さらなる機能化が待たれている。しかしながら、高効率フォトクロミック特性と高い分子拡張性を両立した光応答性分子を設計することは容易ではない。本研究では、スピロ誘導体の高い分子拡張性に着目した新しい分子設計指針を用いることで、高い光反応性とマルチカラー蛍光変調といった機能性を同時に発現する光応答性分子材料システムを見出した。本研究成果は、新しい有機エレクトロニクス材料のみならず、光化学、材料化学といった幅広い学術研究分野の発展に寄与するものと期待される。
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