研究課題/領域番号 |
18K05265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35030:有機機能材料関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
堤 治 立命館大学, 生命科学部, 教授 (00313370)
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研究分担者 |
久野 恭平 立命館大学, 生命科学部, 助教 (30822845)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 発光 / 液晶 / 凝集誘起発光 / 金錯体 / 結晶 / 高分子 |
研究成果の概要 |
液晶の秩序と無秩序の調和をとるために,発光性高分子液晶やフルカラー発光を示すディスコチック液晶性金錯体などを合成し,発光特性と秩序度・凝集構造の相関を考察した。さらに,液晶の特徴である配向性を利用した偏光白色発光材料への展開やキラル液晶の屈折率周期構造を利用した波長可変レーザー発振材料への展開も行った。本研究では,発光性高分子液晶が固体状態で白色発光を示すこと,および,磨砕などの力学刺激により発光色変化を示すことを見いだした。また,発光挙動が単結晶サイズにも依存することを見いだした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能分子を材料へと展開する場合,しばしば微粒子や薄膜として利用される。本研究の結果は,微粒子や薄膜などはバルク結晶から期待されるものとは全く異なる物性を示す可能性を示唆しており,機能材料の設計においてはサイズと物性の相関が非常に重要な知見となる。すなわち,特に有機機能材料の設計において従来重視されてきた「分子構造と機能の相関」だけでなく,同じ分子構造でも材料サイズによって機能・性能が変化するという「材料サイズと機能の相関」も考慮した設計が必要となる。
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