研究課題/領域番号 |
18K05273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
原田 隆史 大阪大学, 基礎工学研究科, 技術専門職員 (00379314)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 中空粒子 / 有機金属錯体 / 内包粒子 / カプセル型構造体 / 中空シェル |
研究成果の概要 |
本研究では、有機金属錯体を中空粒子に内包させたカプセル型構造体の合成を目指して取り組んだ。このような構造体とすることで、有機金属錯体のもつ特性を維持したまま、回収・再利用の課題を解決できると考えた。合成は異なる2つのアプローチで行った。様々なサイズの中空シリカ粒子は合成できたものの、有機金属錯体を内包するまでには至らなかった。しかしながら、シェル内外への拡散を抑制し、中空内部でシェルの細孔より大きなサイズのバルク状態を維持できるかという点が、目的とするカプセル構造体の合成には必要であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機金属錯体の現在の利用状況を考えると、活性や選択性の低下なく回収が容易となれば、環境負荷低減や資源有効活用、プロセスの簡略化の観点だけではなく、現在は不均一系触媒が用いられている反応系に活性や選択性の高い有機金属錯体を利用することも可能となることから、社会に与えるインパクトは大きい。本研究では目的のカプセル型構造体の合成までには至らなかったが、懸念すべき課題の抽出ができた。今後も引き続いて開発を進め早期の実現につなげたい。
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