研究課題/領域番号 |
18K05274
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
枝 和男 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (00193996)
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研究分担者 |
中嶋 隆人 国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, チームリーダー (10312993)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ポリオキソメタレート / 多電子移動反応 / プロトン共役電子移動反応 / 生成反応 / 量子化学計算 / ケギン型ポリオキソメタレート |
研究成果の概要 |
プロトン移動と共役した多電子移動反応を仲介・促進する新たなケギン型あるいはその拡張型POMを開発する理論的な設計指針を構築することを目的として,第一原理計算により,ケギン型POM形成反応の主要な要素反応 ①dioxo型XW6六員環形成反応,②monooxo型XW6六員環への骨格組換反応,③3量体POM(キャップ部構造)付加反応の最小エネルギー経路とそれらに及ぼす,ヘテロ原子Xや溶媒の誘電率の影響を調べた。そして,ケギン型POM形成に関わる要素反応の制御指針の詳細を明らかすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究計画で行われた研究は,プロトン移動と共役した多電子移動反応を仲介・促進する新たなケギン型あるいはその拡張型POMを開発する理論的な設計指針を与えるもので,持続可能なエネルギー社会を実現する技術を開発する上で重要である。そして,そればかりではなく,第一原理計算に基づいてPOM形成反応の全容を明らかにする,このような研究はこれまで行われたことはないため,今後様々なPOMの生成反応について同様の解析が行われ,データ蓄積が進めば,新規のPOM合成法の開発のための有効な支援に繋がることが期待される。
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