研究課題/領域番号 |
18K05275
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
辻 悦司 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (80610443)
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研究分担者 |
菅沼 学史 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (90731753)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 多元系遷移金属酸化物 / 超微粒子 / 超薄膜 / 逆ミセル法 / ソルボサーマル法 / 遷移金属酸化物 / 水分解 / 可視光応答 |
研究成果の概要 |
本研究では、逆ミセル法やソルボサーマル法を利用し、酸素発生反応に対して触媒活性を示すブラウンミラーライト型やスピネル型多元系遷移金属酸化物を数nmの超微粒子や超薄膜にする新規合成法を開拓した。いずれの試料でも超微粒子にすることでバルクに比べ光吸収波長が短波長へとシフトした。また酸素発生反応に対する触媒活性が大きく向上し、可視光応答型光触媒の酸素発生助触媒として機能することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで数nmスケールの超微粒子化が困難であった結晶性多元系遷移金属酸化物を3 ~ 9 nmの超微粒子にする技術を開発した。超微粒子化により結晶性多元系遷移金属酸化物の光吸収波長の短波長化と触媒活性の向上を見出し、また可視光応答型光触媒の助触媒として利用できることを明らかにした。これによりこれまで可視光応答型光触媒に利用されてこなかった多元系遷移金属酸化物触媒の新たな設計指針を見出した。
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