研究課題/領域番号 |
18K05277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
米田 宏 佐賀大学, 理工学部, 助教 (50622239)
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研究分担者 |
山田 泰教 佐賀大学, 理工学部, 教授 (20359946)
鯉川 雅之 佐賀大学, 理工学部, 教授 (90221952)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 多孔性配位高分子 / スピン転移 / 光照射 / 徐放 / 多孔性金属錯体 / スピンクロスオーバー / 磁気的相安定性 |
研究成果の概要 |
本研究では、多孔性材料として配位高分子に注目し、磁気的双安定性を示す金属イオンを組み込んだ磁気特性と細孔機能が連動した動的で柔軟なホスト骨格 Fe(pz)[Pt(CN)4] を合成した。双安定領域においてこの骨格は、細孔サイズ、並びにスピン状態を光照射により能動的に変換が可能であった。ゲストとして二硫化炭素を用いると熱力学的に不利な低スピン相が安定化されることを見出した。ゲスト包接体に室温で光照射を行うと、相転移に伴う骨格の膨張とゲスト分子の徐放が観測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多孔性材料を利用した分子吸着において、吸脱着挙動を自在に制御することは大きな目的である。 本研究では、骨格のスピン状態を光照射により能動的に変換することにより、ホスト-ゲスト相互作用、長じて吸脱着挙動を制御することを試みた。これにより従来の加熱によるゲスト分子の脱着と異なる外部刺激による徐放が期待される。
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