研究課題/領域番号 |
18K05287
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分36020:エネルギー関連化学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
阿部 敏之 弘前大学, 理工学研究科, 教授 (20312481)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 有機半導体 / p-n接合体 / デュアルキャタリシス / ダウンヒル反応 / 酸化反応 / フタロシアニン / ペリレン誘導体 / 助触媒 / 酸化触媒 / 有機p-n接合体 / 亜酸化銅 / ギ酸酸化 / 酸化還元反応 / 光触媒 / 酸化還元触媒 |
研究成果の概要 |
デュアルキャタリシスとは、光照射下だけでなく、暗所下でも同一の酸化反応を誘起する新しい触媒作用である。p型およびn型の有機半導体からなる有機p-n接合体はデュアルキャタリシスを発現可能な材料であるが、特に2電子以上の移動を伴う反応に対しては、さらに、助触媒の担持によってデュアルキャタリシスが有効的に発現し、ギ酸、ヒドラジンなどの酸化を誘起できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸化チタン光触媒は環境浄化の点で特に効果を発揮し、日本発の技術として広く実用化されている。しかし、光触媒は一般に、光照射下でのみ作用するため、暗所下における対応が課題であった。本研究で取り上げたデュアルキャタリシスは、暗所下でも光照射下と同様に酸化反応を誘起する触媒作用である。このような従来技術には備わっていない触媒作用を、用いる材料や用途も含めて開拓するための研究を行った。
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