研究課題/領域番号 |
18K05314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
金丸 周司 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (50376951)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 単粒子解析 / ケージ蛋白質 / 立体構造解析 / 構造解析 / 蛋白質ケージ / Scaffold / クライオ電顕 / scaffold / scafold |
研究成果の概要 |
クライオ電顕単粒子解析法を用いて50kDa以下の小さい蛋白質の構造決定を目標として、まず大腸菌大量発現系を構築しフェリチン24量体蛋白質ケージの内部空洞に標的蛋白質を閉じ込めることに成功した。また、適切な精製タグを用いることで標的蛋白質の導入されたケージのみを選択的に精製することに成功した。 一方で、内部空洞における標的蛋白質の導入数は内部空間を狭くすることで、ある程度制御できることが分かったが、標的蛋白質の位置と方向をそろえることはリンカーの種類や長さを変えても困難であり、標的蛋白質の高分解能構造の取得には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したフェリチン24量体内部空洞に効率的に標的蛋白質を導入し、単離精製する方法は、内部空洞の大きさよりも小さい蛋白質であれば標的蛋白質の配列を変えることなく簡便に導入することが出来る。フェリチンのもつ高い熱安定性・pH安定性を利用することで内部空洞に導入した蛋白質に機能を改変せずに安定性を付加することができると期待される。
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