研究課題/領域番号 |
18K05315
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
朴 昭映 京都大学, 理学研究科, 助教 (10628556)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | DNA / Amino acid / Hybrid catalyst / quadruplex / Asymmetric catalysis / peroxidase / ハイブリッド触媒 / 四重鎖ー二本鎖ハイブリッド / アミノ酸ー核酸ハイブリッド / 金属酵素 / 不斉合成 / グアニン四重鎖構造 / 核酸 / DNA金属酵素 |
研究成果の概要 |
本研究では、ビピリジン配位子を含む四重鎖ー二本鎖ハイブリッドDNAを構築し, 不斉マイケル付加反応をにおいて良好なエナンチオ選択性で目的物を得ることに成功した. 興味深いことに, ビピリジン配位子とユリア基を組み合わせた触媒では, 逆のエナンチオマーが得られた. このことから, DNAハイブリッド触媒の反応性や選択性は, 機能性分子の空間的配置によって生じる反応場の構造に依存していることがわかった. さらに, 申請者はアミノ酸が持つ金属配位能やルイス酸触媒機能に着目し, アミノ酸と核酸を融合した新しいバイオハイブリッド分子を開発し, ペルオキシダーゼとして応用できることを示した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球の資源を有効に活用することや環境に負荷をかけない不斉触媒の開発は持続可能な社会の実現のため重要な課題になっている. 本研究は, 生体高分子であるDNAを用いてハイブリッド触媒を開発し, 環境調和型合成プロセスを確立するという学術的重要性と社会的な貢献を満たすプロジェクトである. また, 申請者の研究はDNAナノテクノロジーと融合することにより, 疾患に関連する特定の配列を切断するDNAナノ酵素を開発することが期待できる. さらに, アミノ酸-DNAコンジュゲートは生理活性を持つペプチドをミミックした機能性分子としてバイオメディカル領域への貢献が期待できる.
|