研究課題/領域番号 |
18K05322
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
山名 一成 兵庫県立大学, 工学研究科, 特任教授 (70192408)
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研究分担者 |
高田 忠雄 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (60511699)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | DNA / バイオセンサー / 光電流 / 電気化学 / 医療診断 / プラズモニクス / 近接場光 / 分子認識 / 金属ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
DNAの二本鎖形成を利用することで、金ナノ粒子を表面修飾した電極を作製し、近接場光を利用した光電流発生システムを開発した。電極と金ナノ粒子を連結するDNAに間にペリレンジイミド(PDI)を修飾し、プラズモン吸収に対応する光を照射することによって生じる光電気化学応答の観測を行った。金ナノ粒子の存在によって、光電流強度が大幅に増加し、また増強程度がPDIの位置に依存することを見出した。金ナノ粒子による光電流増幅メカニズムは、DNAを利用した光バイオセンサーの発展に有用であると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療診断への応用を目的として、核酸(DNA, RNA)の分子認識機能を利用したバイオセンサーの開発が広く行われている。本研究では、近接場光を利用した光電流応答型の電気化学DNAセンサーの開発を行った。金ナノ粒子の光励起によって生じる近接場光によって光電流が著しく増強されることを実証した。今後、これらの結果は、光バイオセンサーの開発・性能向上に大きく寄与すると期待できる。
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