研究課題/領域番号 |
18K05343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
紙透 伸治 麻布大学, 獣医学部, 准教授 (30553846)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 神経保護物質 / 微生物二次代謝産物 / 活性窒素種 / 二次代謝産物 / 神経保護 / 微生物代謝産物 / 活性窒素 / 天然物 / 神経変性疾患 / 標的タンパク質 / 作用機構 |
研究成果の概要 |
活性窒素種による神経細胞傷害は、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患との関連性が知られている。活性窒素種による神経細胞傷害から細胞を保護する小分子化合物を真菌の二次代謝産物中から探索し、新規化合物であるpestalotioquinol Aを発見した。さらに、この化合物は過酸化水素などの活性酸素種に対しては保護効果を示さず、活性窒素種に対して特異的に細胞保護作用を示すことが明らかになり、ユニークな作用機序をもつことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患は、多くの場合老化と共に発症する難病であり、高齢化社会において深刻な問題となっている。活性窒素種は神経変性疾患だけでなく炎症性疾患などとの関連性も知られており、本研究により見出されたpestalotioquinol Aはこれらの治療薬への応用も期待できる。また、この化合物は活性窒素種特異的な保護作用を示すというユニークな作用をもつことから、今後詳細な作用機序を解析することで、活性窒素種に対する細胞傷害機構・防御機構の解明につながる可能性がある。
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