研究課題/領域番号 |
18K05345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
石渡 明弘 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (70342748)
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研究分担者 |
張 恵平 国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 研究員 (10462706)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 合成糖鎖 / 酵素 / 糖鎖-タンパク質複合体 / NMR / 相互作用解析 / 有機合成化学 / 生体分子 / 構造解析 / 糖鎖 / NMR 相互作用解析 |
研究成果の概要 |
本課題『合成糖鎖-タンパク質複合体の NMR 手法による酵素基質切断部位解析』では、a) 酵素基質糖鎖の化学合成 と b) 分析手法を用いた解析、について研究を行った。複雑なアラビナンフラグメント基質の調製、得られた基質遊離状態の構造解析を行い、切断部位特異性などの検証を行なった。NMRによる結合解析手法の検討は、糖プローブ-酵素間の結合の強さが影響してしまって、今回検討した系では評価が困難であると考えているが、NMRによる酵素反応追跡、基質-酵素複合体の結晶構造の構造情報からの結合状態解析、生成物の構造解析などを組み合わせ、新規アラビナン分解酵素群の機能解析を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
結核菌類細胞壁糖鎖成分の均一な糖鎖やプローブ類をデザインし合成することにより、新規酵素との分子レベルでの相互作用解析にを駆使しより詳細な機能解明を達成する手法を示すことができた。近年遺伝子やアミノ酸シークエンス検索により著しく加速してきている新規酵素探索にその機能解析を組み合わせたブレイクスルーとなると考えている。ミコバクテリアのAGPやLAMの再利用に関する分子レベルでの研究やアラビナン-酵素に関する構造解析等の報告例はごくわずかであり、新たな薬剤の開発への糸口を示した。
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