研究課題/領域番号 |
18K05359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
小橋川 敬博 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 准教授 (90455600)
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研究分担者 |
森岡 弘志 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 教授 (20230097)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 線維芽細胞増殖因子受容体 / チロシンキナーゼ / 二量体 / 2量体 / 阻害ペプチド / 阻害剤 / ATP結合ポケット / キナーゼドメイン間相互作用 / FGFR / 自己リン酸化 / 活性化ループ |
研究成果の概要 |
受容体型チロシンキナーゼの一種であるFGFR1のキナーゼドメイン間相互作用面に結合するヘリックス-ループ-ヘリックス構造を持つペプチド (HLHペプチド)を作製した。このペプチドがFGFR1のキナーゼドメインに結合すること、FGFR1の自己リン酸化を亢進することを見出した。 HLHペプチドはマルトース結合タンパク質 (MBP) との融合タンパク質として調製したが、MBP融合タンパク質の精製において、安価なデンプンがアフィニティクロマトグラフィー担体として利用できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、受容体型チロシンキナーゼを活性化するペプチドを見出した。ペプチドの生産には大腸菌発現系を用いたが、ペプチド鎖長上は化学合成でも生産可能である。受容体型チロシンキナーゼを活性化するタンパク質 (成長因子・細胞増殖因子)は細胞培養の際に試薬として使用される。それらは、複雑な構造を有し、生産ロット間の品質のばらつきにつながる。今後、さらなる研究は必要だが、受容体型チロシンキナーゼを活性化するペプチドを化学合成したものが代替できれば、生産ロット間の品質格差の抑制につながる。
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