研究課題/領域番号 |
18K05361
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 昭和薬科大学 |
研究代表者 |
伊藤 俊将 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (80536110)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 水素-重水素交換反応 / 共有結合 / 医薬品開発 / 水素重水素交換反応 / HDX / 共有結合型医薬品開発 / FBDD / 核内受容体 / PPAR / VDR / アルブミン / RXR / 共有結合性化合物 / コバレントモディファイア |
研究成果の概要 |
医薬品はタンパク質に結合しその振る舞いを変えることで薬効を示す。一般的な医薬品と結合相手のタンパク質の結合様式は可逆的であるが,一部の医薬品は共有結合を通して不可逆的な結合特性をもっている。代表的なものにアスピリンやペニシリンなどがあり,重要な薬も少なくない。共有結合性医薬品の開発はスクリーニングの制限のため難しかったが,本研究成果は水素-重水素交換反応を利用したタンパク質のゆらぎの変化に着目することで共有結合性を有する候補化合物の抽出に関する簡易的な手法を提案するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体分子のタンパク質と乖離しない性質をもつ共有結合型の医薬品には,多くの重要な治療薬が存在する。しかし,これらは偶然の産物であり,意図して共有結合型として開発されたわけではない。今回の成果は共有結合する化合物に対し,タンパク質の振る舞いを変えられるかどうかを一般的な質量分析を用い簡便に評価できるものであり,積極的な共有結合型医薬品の開発に貢献できるものと期待される。
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