研究課題/領域番号 |
18K05387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
仁平 高則 新潟大学, 農学部, 特任助教 (80615469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ホスホリラーゼ / 糖 / クローニング / タンパク質発現 / 基質特異性 / 酸性オリゴ糖 / ライブラリー / 定量法 / 代謝経路 / 多糖 |
研究成果の概要 |
新たな多糖の酸化的代謝経路を発見・解明するために,酸化的分解の中間産物である酸性オリゴ糖を加リン酸分解するホスホリラーゼを網羅的に探索し,酵素学的,速度論的解析を進めた。いくつかの新規ホスホリラーゼを発見できたものの,酸性オリゴ糖に作用する新たなホスホリラーゼの発見には至らなかった。今回の探索で唯一酸性オリゴ糖に作用した酵素の基質特異性を調べた結果,既知セロビオン酸ホスホリラーゼとは若干アクセプター基質特異性が異なるセロビオン酸ホスホリラーゼであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の酵素探索においては,酸化的代謝経路の中間産物である酸性オリゴ糖を加リン酸分解するホスホリラーゼを発見するに至らなかったが,いくつかの中性糖に作用する新規ホスホリラーゼを発見することはできた。当該酵素が関与するATP消費抑制型の糖質代謝経路が新たに発見された点から,学術的に意義がある。またホスホリラーゼはオリゴ糖合成の触媒としても有望であり,新規酵素が発見されたことにより新たに合成可能なオリゴ糖の種類が拡大した点も学術的に意義がある。
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