研究課題/領域番号 |
18K05389
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
土屋 徹 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (20362569)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | シアノバクテリア / クロロフィルd / 光合成 / 遠赤色光 / ゲノム編集 / 光合成色素 / 分子遺伝学 |
研究成果の概要 |
Acaryochloris(アカリオクロリス)は、他の殆どの酸素発生型光合成生物が利用できない遠赤色光をも光合成反応に利用することができる。本研究では、この生物の遠赤色光への適応機構を逆遺伝学的手法により解明をするために、ゲノム編集技術を開発することを目的とした。その結果、Acaryochlorisで初めてゲノム編集に成功した。さらに、遺伝子発現抑制技術であるCRISPR干渉により光捕集タンパク質のノックダウン株の作製にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物などの酸素発生型光合成生物が利用できる光は、いわゆる可視光である。しかし、本研究の対象であるAcaryochloris(アカリオクロリス)は、例外的に可視光に加えて遠赤色光をも利用することができる。本研究による成果は、この生物でのゲノム編集およびその関連技術の開発に初めて成功したことである。これは遠赤色光をも利用可能な光合成系の仕組みを解明するために必要な基盤技術が確立したことを意味する。Acaryochlorisでの研究成果をもとに、これまで有効に利用されてこなかった遠赤色光を利用可能な植物が作出できれば、バイオマスの増産が期待される。
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