研究課題/領域番号 |
18K05391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野尻 正樹 大阪大学, 理学研究科, 講師 (20333346)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 金属ナノ粒子 / バイオテクノロジー / 微生物合成 / 脱窒 / 環境浄化 |
研究成果の概要 |
本研究は,低毒性半導体量子ドットを微生物が持つ導電性ナノワイヤー(繊毛)を介して付着させ,まだ報告例のない「低毒性のカルコパイライト系半導体ナノ粒子の微生物を用いた合成方法」の確立を目指した。本研究目的達成のために有用な微生物 (Thiobacillus種)の培養からカルコパイライト系半導体の材料になる硫化物イオンを蓄積する条件を検討し、主に電子供給源としての黄鉄鉱(FeS)から酸化反応、ならびにアミノ酸システインにより得る条件で良好な手応えを得た。また、さらなる培地添加硫黄源と金属イオンの検討を行い、有意な半導体候補となり得るナノ粒子の予備的な合成方法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の我が国は,半導体産業革命期である.その中で「低毒性のカルコパイライト系半導体」はまだ未知の可能性を秘めた非常に伸びしろのある材料である.ABC2型に限らず,他にも様々な元素の組合せや,半導体結晶内にさらに遷移金属をドープして新たな物性を発現させる試みなどもさかんに行われている.そういった背景のもと本研究課題遂行によりカルコパイライト系半導体の微生物合成に関わるノウハウが蓄積されることは社会的に非常に意義深く,その合成に関わる技術分野に大きなインパクトを与える.
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