研究課題/領域番号 |
18K05393
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
戒能 智宏 島根大学, 学術研究院農生命科学系, 准教授 (90541706)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | Coenzyme Q / ubiquinone / 分裂酵母 / コエンザイムQ / 抗酸化物質 |
研究成果の概要 |
コエンザイムQ(CoQ)は、ミトコンドリアにおける電子伝達機能の他に、脂溶性抗酸化物質としても機能することが知られている。分裂酵母S. pombeは、CoQ10をもち、CoQを欠損した株では、様々な表現型を示すことが知られている。同じ分裂酵母であるS. japonicusは、CoQ10が極微量でありながら、その影響や表現型については調べられていない。そこで、S. japonicusの表現型を調べたところ、野生株でもCoQ欠損株でも呼吸欠損を示し、S. pombeのCoQ欠損株よりも強い酸化ストレス感受性を示した。一方、硫化水素はほとんど発生しておらず、最少培地での生育遅延も見られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトと同じCoQ10をもつ分裂酵母S. pombeは、CoQ欠損により様々な表現型を示し、また、ヒトでもCoQ量の減少が病気の原因のひとつである可能性が示唆されている。S. japonicusは、CoQ10が極微量でありながら、硫化水素は発生しておらず、最少培地での生育遅延も見られなかった。このことから、CoQの減少による病気の原因を理解するための知見が得られることが今後期待できると考えている。
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