研究課題/領域番号 |
18K05441
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38030:応用生物化学関連
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
秋田 充 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (50335890)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 葉緑体 / 蛋白質輸送 / トランスロコン / 前駆体蛋白質 / 膜透過中間体 / 立体障害 |
研究成果の概要 |
核内ゲノムにコードされた葉緑体蛋白質の前駆体は、独自の包膜蛋白質輸送装置(トランスロコン)を利用して、サイトゾルより輸送される。エネルギー制限下で、前駆体はトランスロコン中で停止した初期膜透過中間体が形成され、本中間体の解析を中心に研究が進んできた。しかし、初期段階以降の輸送が完了するまでの蛋白質輸送機構については未解明である。本研究では、蛋白質輸送途上における蛋白質間相互作用の解析を目的として、前駆体をトランスロコンに目詰まりさせることで蛋白質輸送が途中で停止した後期膜透過中間体を獲得するために、立体障害を導入した前駆体蛋白質の開発を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物の代謝の中心である葉緑体で代謝に直接関与する一群の蛋白質の大部分は、葉緑体に独自のシステムによりサイトゾルより輸送される。蛋白質輸送機構の解明は、生物学の基本命題である「蛋白質の適材適所」の理解に直結する。また、本研究を通して得られる葉緑体蛋白質輸送に関する知見に基づき、前駆体蛋白質やトランスロコン因子の改良により、蛋白質の輸送効率を改善することできれば、葉緑体の代謝や機能の改変による、収量の向上や物質生産、等バイオテクノロジーでの貢献が期待される。
|