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葉部より転流する生理活性物質による植物の抽だい抑制機構の解明と抽だい抑制剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K05448
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38040:生物有機化学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

松浦 英幸  北海道大学, 農学研究院, 教授 (20344492)

研究分担者 三井 裕樹  東京農業大学, 農学部, 准教授 (40613138)
柏木 純一  北海道大学, 農学研究院, 講師 (60532455)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード抽台 / 抽台抑制 / 冬1年生植物 / ダイコン / ビート / ニンジン / シロイヌナズナ / bolting / anti-bolting / Raphanus sativus / Arabidopsis thaliana / 抽だい / ジベレリン / 生合成 / 代謝経路 / 植物の抽台 / 抽台抑制物質 / 抽だい抑制 / 抽だい抑制化合物 / 冬一年生植物
研究成果の概要

冬一年生植物は夏に発芽し、越冬後の春に急激な花茎の伸長(抽台)、開花、種子形成を行う。ダイコン、シロイヌナズナの抽台抑制機構に関しては低分子生理活性物質の関与が示唆されているが、その作用メカニズムは不明な点が多い。本研究では環境条件によって制御される植物の抽台抑制機構を明らかとする事を目的とした。また、抽台抑制物質の化学構造をもとに、実農業で利用可能な抽台抑制活性を有する植物化学調節剤の開発にむけた学術基盤を構築するため研究を進めた。その結果、抽だいを伴わない花芽誘導に成功し、抽だい抑制化合物の活性を有するための化学構造の特徴とその作用点を明らかとした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

植物の抽だいを抑制する化合物の作用メカニズムに関しては、gibberellin(GA)の生合成に影響を与えることが判明した。具体的にはGA生合成上流に位置し、本化合物の生合成に必須なタンパクをコードするent-kaurenoic acid oxidase遺伝子の発現抑制および、本化合物を不活性体に代謝するタンパクをコードする、GA 2 dioxygenase 1遺伝子の発現促進の両方の活性を有することが必要であると明らかとできた。本成果はダイコン、ビート、ニンジン、タマネギ、ホウレンソウ等の商業作物の抽だい抑制に活用でき、品質の向上した野菜類の安定供給につながるものである。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 植物の抽だい抑制化合物の構造活性相関研究2019

    • 著者名/発表者名
      志鎌駿平、高橋公咲、松浦英幸
    • 学会等名
      日本農芸化学会本大会(東京)
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-12-25  

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