研究課題/領域番号 |
18K05449
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38040:生物有機化学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小笠原 泰志 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (20732986)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 天然物化学 / 生合成 / ペプチド / エピメラーゼ / 酵素 / 阻害剤 / 天然物 / 反応機構 |
研究成果の概要 |
一般に生体を構成するアミノ酸はL体であるが、D体のアミノ酸も細菌や動植物を問わず広く分布している。D-アミノ酸含有ペプチドの生合成では、L-アミノ酸からなるペプチドに対するエピメリ化 (立体反転反応) でD体残基が導入される例はあまり知られていなかった。本研究では細胞壁の構成成分であるペプチドグリカンと天然物であるMS-271の生合成に新規なペプチドエピメリ化酵素が関わることを見出し、その反応の詳細について解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
見出した2つの新規エピメリ化酵素は、有機合成的手法では難しい、Lアミノ酸からなる通常のペプチドの選択的なエピメリ化反応を触媒してペプチドにD-アミノ酸残基を導入する。このような酵素はこれまでほとんど知られておらず、本研究は生合成酵素の新たな可能性を見出した点で学術的に重要である。また、D-アミノ酸残基の導入は、一般にペプチドの安定化に寄与することが知られているため、本酵素を用いた生理活性ペプチドの安定化技術への応用が期待できる。
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