研究課題/領域番号 |
18K05460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38040:生物有機化学関連
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研究機関 | 富山大学 (2020-2021) 奈良先端科学技術大学院大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
谷本 裕樹 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 准教授 (00581331)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 天然物合成 / 誘導体合成 / テルペン / 化学プローブ / クライゼン転位 / インドールテルペン / ラジカルカップリング / 分子力場計算 / クリック反応 / シグマトロピー転位 / Diels-alder反応 / クロスカップリング / 複素環化学 / 蛍光発光分子プローブ / 典型元素化学 |
研究成果の概要 |
複素環とテルペン部位で構成される天然物の発光プローブ誘導体化に向け、様々なサンプル分子の合成と供給を可能にするテルペン骨格の短工程かつ迅速な合成法を確立した。当初は30時間をかけ数百ミリグラムが限界だった経路を、その1/10である3時間程度かつ数グラムまで合成できるよう改良し、大量供給による応用展開を容易にした。あわせて、複素環部位の典型元素誘導化に向けた生物活性超配位ケイ素化合物の構造解析、ならびに多様なプローブ合成のための自在分子連結クリック法の確立も行った。以上、天然物の構成要素を基に、各骨格部位とそれらの連結に資する他方面での新技術を確立したことから、機能分子の迅速な創出が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物活性分子の生体組織内での作用機構解明につながる分子の迅速な合成と、評価の指標になる発光分子などとの多様な連結による機能化技術を確立した。多くの研究者に分子モチーフを提供できる合成経路の確立、水素結合による連結反応の簡素な分子による高度な制御、ならびに典型元素による炭素原子ではできない構造による生物活性分子の可能性の発見は、広く創薬や高分子材料などの機能化ならびに迅速創出に利用できる基盤技術として大きく貢献するものである。
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