研究課題/領域番号 |
18K05461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38040:生物有機化学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
田中 秀則 岐阜大学, 糖鎖生命コア研究所, 助教 (20725064)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ADPリボース / 無保護合成 / ピロリン酸 / ADPリボシル化アミノ酸 / ADPリボシル化ペプチド / N-グリコシド化 / ADPリボシル化ペプチド / ADPリボース / ピロリン酸結合形成 / N-グリコシド / ADPリボシル化 / 化学合成 / 無保護 / N-グリコシド |
研究成果の概要 |
ADPリボシル化はタンパク質の翻訳後修飾の一つであり、NAD+からADPリボースをタンパク質に転移させる反応である。本翻訳後修飾は、DNA修復、転写制御など、様々な細胞プロセスに重要である。生物学的重要性は明らかになってきたが、ADPリボシル化の詳細な機能については未だ解明されていない。分子レベルでの機能解明研究の妨げとなっている主な問題点として、構造均一なADPリボシル化分子の供給の難しさが挙げられる。そこで本研究では、ADPリボシル化分子の高効率合成法の開発を目的とした。リン酸クロスカップリング反応による無保護ピロリン酸結合形成を確立し、モノ及びジADPリボースの化学合成に応用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ADPリボシル化の分子レベル機能解明研究のボトルネックは、構造均一な分子の量的供給であった。本研究では、リン酸クロスカップリング反応でピロリン酸結合を効率的に形成できることを実証し、ADPリボシル化分子の高効率合成法の開発の糸口を見出した。合成基盤の確立は分子の量的供給が可能とするため、ADPリボシル化の機能だけでなく、生物学的意義の解明に今後大きく貢献することが期待できる。
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