研究課題/領域番号 |
18K05464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38040:生物有機化学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
小山 信裕 北里大学, 薬学部, 講師 (60439156)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 抗酸菌 / MAC / 微生物由来化合物 / ケミカルバイオロジー / 標的分子 |
研究実績の概要 |
本研究では、医薬産業において創薬リードとして大きな実績を残してきた微生物由来の化合物に焦点を当て、治療期間の短縮化を実現できる薬効を有し、既存薬の治療効果よりも優れる、薬剤耐性菌にも有効な抗酸菌症の新規治療薬の創製を目的に、これまでの治療上の問題点を克服することを目指す。先行研究により発見したリード候補化合物を基軸に、生化学的、分子遺伝学的な手法を駆使して、病原微生物を用いて、化合物の活性発現に重要な責任分子(標的分子)を同定するなどケミカルバイオロジー研究を中心に、創薬の基盤研究を展開する。 1)探索研究:MAC 症に関して、放線菌及び真菌の培養抽出液(約5600サンプル)の検索から、MSネットワーク手法を駆使して、数種の候補株を見出した。そのうち、放線菌KKMA-0087株の培養液中より、各種クロマトグラフィーにより活性物質(数成分)を単離精製した。またほかの候補株(2種)についても、培養再現性を確認し、活性ピークの特定を行った。 2)ケミカルバイオロジー研究:リード候補化合物(1種)について、Drug affinity responsive target stability(DARTS)法やSolvent-induced protein precipitation(SIP)法を利用して、抗酸菌Mycobacterium smegmatisのlysateより化合物に親和性を示すタンパク質を検索した結果、脂肪酸合成や分解に関わるタンパク質を同定した。
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