研究課題/領域番号 |
18K05472
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
高橋 亮 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (30375563)
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研究分担者 |
平島 円 三重大学, 教育学部, 教授 (80390003)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 食品分析 / 食品 / 屈折率 / 非破壊分析 / 分析 |
研究成果の概要 |
研究成果の概要(和文):本研究の目的は、食品成分を非破壊的に三次元分析するフードスキャナの原理を構築することであった。既存の食品用非破壊分析法としてはX線~赤外線までのさまざまな波長の電磁波を用いる方法や電磁気を用いる方法、またX線コンピュータ断層撮影法や核磁気共鳴画像法などが知られていた。本研究ではこれらに替わる完全非破壊分析法として近赤外コンピュータ断層撮影法の原理の確立をめざし、実際に小麦乾麺などについて実際に分析を実施し、提案した分析法が有効であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NIR光CTは食品に限らず生体全般に適用可能と考えられ、例えば標識物質を用いずに癌細胞を検出する技術などへの応用が可能で、学術的にも実用的にも極めて重要な基幹技術として期待できる。食品中の成分や状態の分布を非破壊計測することができれば、食の安全・安心を評価する分析機器として活用できるほか、食品の生産・流通・加工・保存・調理・摂食のあらゆるシーンで科学的な活用が可能となる。本研究が開発する食品分析装置は量産化されればX線CTやMRIと比べ1/10~1/100の製造コストで製作可能であり、食品加工業をはじめとして幅広い分野での利用が期待される。
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