研究課題/領域番号 |
18K05476
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
|
研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
山下 広美 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (70254563)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | GPR43 / 酢酸 / 骨格筋 / 遅筋線維 / L6筋管細胞 / 骨格筋細胞 / ラット / AMPK / GPR / 短鎖脂肪酸 / 脂肪代謝 |
研究成果の概要 |
GPR43は脂肪の蓄積を抑制し、生体エネルギーの恒常性を維持する作用に関わり、酢酸やプロピオン酸により活性化されるGタンパク質共役型受容体GPCRの一つである。これまでの研究で、経口的に摂取された酢酸が、肝臓や骨格筋の脂質代謝の改善、肥満の抑制、ならびに耐糖能の改善に寄与することを示した。申請者は骨格筋にGPR43が発現するのではないかと考え、骨格筋GPR43の発現、ならびに酢酸によるその活性化について検討した。その結果、ラット骨格筋にはGPR43が発現し、その発現は酢酸により増加すること、またその活性化により生じるカルシウムシグナルを介して遅筋線維の増幅が生じることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラット骨格筋にGPR43が発現すること、さらに酢酸により活性化されることを明らかにした。酢酸による骨格筋GPR43の活性化の機序が明らかになったことから、GPR43の活性化を介して骨格筋機能を改善することができる。高齢化社会の我が国における課題となっている加齢による骨格筋の代謝異常を改善させ、健康寿命延長にも寄与できると考える。
|