研究課題/領域番号 |
18K05479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
染谷 明正 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (90167479)
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研究分担者 |
長岡 功 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (60164399)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アセチルグルコサミン / グルコサミン / 機能性食品成分 / 炎症 / 細胞内シグナル伝達 / 滑膜細胞 / 抗炎症作用 / 炎症性シグナル伝達 / NFκB / 炎症性サイトカイン / 抗炎症 / 機能性食品 |
研究成果の概要 |
アセチルグルコサミン(NAG)の炎症抑制メカニズムについて、グルコサミン(GlcN)と比較しながら検討した。その結果、GlcNのみが短期間(16時間)処理で炎症性サイトカイン産生や炎症関連シグナル分子の活性化を抑制した。一方、弱い炎症状態でNAGまたはGlcNを長期間(3週間)処理すると両成分とも炎症性サイトカイン産生を抑制した。一方で炎症関連シグナル分子の活性化に対する影響は、両成分で異なっていた。したがってNAGとGlcNは、それぞれ異なる炎症抑制作用メカニズムを介して慢性的炎症に対し抑制的に作用する可能性があると推測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性炎症は加齢性疾患をはじめ様々な病態の発症基盤と考えられている。したがって慢性炎症を抑制・制御することは、加齢とともに進む様々な身体異変の予防等に有効と考えられている。機能性表示食品であるNAGやGlcNは、予防的利用が可能で長期利用可能な成分である。したがってNAGやGlcNは老化とともに進行する様々な身体的不調の予防に使え、Quality of lifeの向上に有用であると考えられる。
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