研究課題/領域番号 |
18K05484
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
庄司 俊彦 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, ユニット長 (90582510)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 腸管バリア機能 / タイトジャンクション / 高分子ポリフェノール / Caco-2細胞 / ポリフェノール / 腸内細菌 / メタボローム / ポリフェノール類 / 代謝物 |
研究成果の概要 |
果実などに含まれる高分子ポリフェノールは生活習慣病の予防などで注目されています。我々の研究室では、高分子ポリフェノールが腸内細菌叢を改善するとともに、腸管バリア機能を向上させて炎症物質の流入を抑制していることを明らかにしてきました。本研究では、腸管バリア機能を向上させる物質を明らかにするため、高分子ポリフェノール及び腸内細菌によって分解された代謝物の影響を評価したところ、4量体から7量体の高分子ポリフェノール及びイソフェルラ酸などの代謝物が腸管バリア機能に関係するタイトジャンクション関連因子の遺伝子発現を増加させることが明になりました。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高分子ポリフェノールは果物の他にもチョコレートやワイン、穀物など多くの食品に含まれています。しかしながら、高分子ポリフェノールは様々な健康機能性が報告されていますが、体内吸収性が低く、どのようなメカニズムで作用しているのか不明でした。本研究において、高分子ポリフェノールが腸内細菌叢だけでなく、腸管バリア機能に影響を及ぼしていることが明になり、食品を通して高分子ポリフェノールを摂取することの意義の一端が明らかになりました。今後、腸内細菌とバリア機能との関係を明らかにする必要があります。
|