研究課題/領域番号 |
18K05495
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
片岡 誠 摂南大学, 薬学部, 准教授 (00340860)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 中鎖脂肪酸トリグリセリド / 経口吸収 / 低膜透過性化合物 / 脂質消化 / 吸収促進剤 / 中鎖脂肪酸 / カプリン酸 / 遊離脂肪酸 / 吸収促進 / 膜透過 / 消化管吸収 / 吸収促進効果 / 食物アレルギー |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日常的に摂取する可能性が高い中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)が消化管からの吸収性が極めて低い化合物の吸収性に及ぼす影響を明らかにすることで、MCTの安全性を精査することである。モデル動物を用いて一定の条件下でMCTと低吸収性化合物を併用した場合、低吸収性化合物の全身曝露量が優位に増加した。またリパーゼ阻害剤を併用することによって吸収性への影響は低下した。したがってこの影響はMCTの消化によって生じた遊離脂肪酸に起因したものと考えられた。また、本現象をin vitroにて評価しうる実験系を構築した。本研究成果はMCTの安全性などを考える上で極めて有益な情報であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)による化合物の消化管吸収への影響を明らかにすることを目的として種々の検討を行った。消化酵素によるMCTの分解より生じた遊離脂肪酸が、難吸収性化合物の消化管吸収性を著しく向上させる可能性が明らかとなった。本研究成果は、近年、健康増進を主眼としたMCT摂取が注目されている中で、MCTの過剰摂取によって健康被害が生じる可能性を示唆するものであり、学術的・社会的に意義深いと考えられる。
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