研究課題/領域番号 |
18K05501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
吉澤 史昭 宇都宮大学, 農学部, 教授 (10269243)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アルギニン / タンパク質合成 / 骨格筋 / C2C12細胞 / S6K1 / 4E-BP1 / mTOR / CASTOR1 / マウス / ロイシン / ロイシンセンサー |
研究成果の概要 |
骨格筋をターゲット組織と定めてアルギニンのシグナル分子としてのタンパク質合成調節機能を明らかにすることを目的とした。アルギニンは骨格筋においてmTORC1を活性化することがマウスを用いた動物実験で示唆された。また、C2C12筋管細胞を用いた実験で、アルギニンのタンパク質合成促進作用はmTORC1経路を介することが示唆された。さらに、アルギニンの代謝過程で生じるオルニチンおよびシトルリン、アルギニンから一酸化窒素合成酵素によって産生される一酸化窒素は、アルギニンのタンパク質合成促進作用に関与しないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルギニンは、代謝産物である一酸化窒素を介して、成長ホルモンの分泌促進、免疫機能の向上、脂肪代謝の促進など、生体内で種々の作用に関与していることが知られている。さらに、近年アルギニンがタンパク質合成を促進する作用をもつ可能性が示され、運動時のサプリメント等に広く利用されている。しかし、アルギニンの骨格筋タンパク質合成に対する作用を調べた研究は殆どなく、本研究の成果は栄養素によるタンパク質代謝調節に関する基礎研究のみならず、サプリメントや栄養剤等の開発に関する応用研究にも資するものである。
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