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母体の高血糖に起因する新生子のインスリン抵抗性発現をラクトフェリンで改善する

研究課題

研究課題/領域番号 18K05506
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

竹内 崇  鳥取大学, 農学部, 教授 (20216849)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードラクトフェリン / インスリン抵抗性 / 新生子
研究成果の概要

妊娠期から授乳期間を通じて母ラットに高脂肪食を給餌することで母ラットを高血糖状態とし、新生子ラットも離乳時から成育後まで高血糖が持続するモデルを作成した。8週齢で実施した経口耐糖能試験では、高脂肪食群の高血糖は3時間後まで持続したが、ウシラクトフェリン (bLf)を授乳期に投与した群では改善傾向を示した。また、bLf投与によって膵島サイズは顕著に増大し、主にβ細胞数が増加していた。膵臓のGIP受容体およびGLP-1受容体発現はbLf投与によって促進されていたことから、bLfはインクレチンの応答を改善することで膵臓からのインスリン放出を維持し、糖代謝を改善することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児の高血糖は、将来のインスリン抵抗性を伴う糖尿病へ発展するリスクがあり、その危険因子の一つが妊娠期の母親の高血糖であることが報告されています。この研究では、高血糖の母体から出生した新生子ラットを用いて糖代謝異常を改善する新たな方法について検討しました。生後間もない授乳期に鉄結合性糖蛋白であるラクトフェリンを経口投与することで、離乳し成育した後も起こる糖代謝異常が改善される可能性を明らかにしました。その作用メカニズムには、糖代謝に関係するインスリンおよびインクレチンというホルモンの機能をラクトフェリンが増強することが重要であると示唆されました。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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