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葉酸摂取量の調節による免疫機能制御方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K05507
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関千葉科学大学

研究代表者

岡本 能弘  千葉科学大学, 薬学部, 教授 (40261036)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード制御性T細胞 / 葉酸 / 4型葉酸受容体 / 制御性T細胞
研究成果の概要

制御性T細胞(regulatory T cell, Treg細胞)はFoxp3陽性T細胞であり、免疫応答の調節機能を担う。その細胞表面には4型葉酸受容体(FR4)が高発現しており、食餌中の葉酸がTreg細胞に影響を及ぼすことが想定される。葉酸過摂取剰群マウスはTreg細胞数の増加傾向が見られた。このメカニズムの解明のため遺伝子発現の変動をマイクロアレイにて解析した結果、葉酸過剰摂取により2倍以上発現亢進のみられた6個の遺伝子、2倍以上の発現低下がみられた2個の遺伝子を明らかとした。これらには免疫機能に関連する遺伝子も含まれていた。葉酸摂取量は免疫系の制御に影響を及ぼす可能性が考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

制御性T細胞(Treg細胞)は生体内において過剰な免疫応答を制御する機能を担う免疫担当細胞の一つである。Treg細胞膜上には4型葉酸受容体(FR4)が高発現していることが報告されているが、その生理的意義は不明である。葉酸は生体内の様々な酵素の補酵素であり、主に核酸合成に関連するビタミンであるとともに生体が摂取した葉酸はTreg細胞上のFR4を介してTreg細胞機能に何らかの機能変化を及ぼすことが想定される。葉酸摂取量が免疫システムの制御に影響を及ぼすならば、葉酸摂取量の調整などにより、免疫疾患の予防、感染症の予防に応用できる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 葉酸過剰摂取による制御性T細胞分化の修飾2020

    • 著者名/発表者名
      岡本 能弘、栄 仁美
    • 学会等名
      日本薬学会第140年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 葉酸過剰摂取による制御性T細胞分化の修飾2020

    • 著者名/発表者名
      岡本能弘
    • 学会等名
      日本薬学会第140年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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